12/21の感想

最高気温も10℃を下回るというこんな寒い日にアイスを食べる、なんて美味しいんだ。
この美味しさは糖分だけのものでない。部屋を暖房で温め、アイスを冷蔵庫の保冷温度を下げて思い切り冷やし、そしてカチコチに冷えたそれをポカポカと温かい部屋でじっくり溶かして食べるからだ。溶けてもいないし、むしろ食べごろなくらいのものをわざわざ冷やすのがポイント。暖房の灯油と冷蔵庫に使う電気、そして冷えるのを待つ時間。ありとあらゆる"無駄"を積み上げて食べるアイスの味は格別だ。
なんて贅沢な事だろう。
考えてみてほしい、12月も残り10日あまり、社会人は仕事で特に忙しい時期だし学生だって受験勉強で追い込みをかけている頃なのだ。
そんなみんなが必死になっている中で、自分一人がアイスが溶けるのをスプーンでその表面をコンコンとたたきながら待つ。こんな幸せな事があるだろうか。きっと僕が感じている幸福感は1億円当てた人よりも、アカデミー賞にノミネートされた俳優よりもずっとずうっと上のはずだ。あちらさんとは幸福のために積み重ねてきたものが違うのだから。
と、ここまで書いてて気づいた事がある。僕が感じているこの幸せはアイスのおかげではなく、僕の頭がおめでたいからだということだ。